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イタリア、EU出入国システム(EES)の導入を2026年9月30日まで延期

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イタリア、EU出入国システム(EES)の導入を2026年9月30日まで延期 - 90 180 latest news

イタリアは、欧州連合(EU)の新しい出入国システム(EES)の導入計画を一時停止し、運用開始を2026年9月30日まで延期することを発表しました。この決定は、技術的な準備状況への懸念や、シェンゲン圏内での180日間のうち最大90日間滞在できる「90/180日ルール」の対象となる旅行者への影響を考慮したものです。導入を延期することで、イタリア当局は既存の国境管理との円滑な統合を図り、空港や陸路の検問所での混乱を最小限に抑えることを目指しています。

EESは、第三国の国民の生体認証データと出入国時刻を記録することで国境検問をデジタル化し、現在のパスポートへの手動スタンプに代わるものとして設計されています。イタリアによる延期は、特に観光客や季節労働者が多い国々において、国内システムを新しい枠組みに適合させるというEU全体が直面している広範な課題を反映しています。当局は、移行期間中も「90/180日ルール」は引き続き有効であることを強調しており、旅行者はオーバーステイを避けるために滞在期間を継続して確認する必要があります。

内務省の関係者によると、この猶予期間は、追加のテスト実施、国境警備スタッフの訓練、およびデータ共有プロトコルに関するEUパートナーとの調整に充てられる予定です。2026年9月30日という期限を設定したことで、イタリアは航空会社、ツアーオペレーター、領事サービスから寄せられている、待ち行列や手続きの遅延の可能性に関する懸念にも対処できるようになります。EESが完全に稼働すれば、セキュリティが強化され、90/180日の枠組みにおける短期滞在の管理が向上するとともに、当局と旅行者の双方に、より明確なデジタル記録が提供されることが期待されています。

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