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EUの出入国システム(EES)、相次ぐ課題により導入が再延期

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EUの出入国システム(EES)、相次ぐ課題により導入が再延期 - travel to schengen

【ブリュッセル、2026年3月28日】EU域外からの旅行者を追跡するための生体認証入国管理ツールである欧州連合の出入国システム(EES)は、全面的な運用開始が再び延期され、完全な実施は以前に設定された4月10日の期限を過ぎることとなった。etias.comwww.itv.comwww.imidaily.comwww.gov.uk 当初は2024年後半に予定され、その後段階的なアプローチで2025年10月に調整された同システムは、2025年10月12日に開始されたが、根強い技術的な不具合や空港での混乱により、EU当局は段階的な導入期間の延長を余儀なくされている。www.afar.com

最初の4ヶ月間で4,000件以上の不法残留を検知し、中央レベルでは安定しているものの、EESは現場で重大な問題を引き起こしており、パリのシャルル・ド・ゴール空港やリスボン空港などの主要ハブ空港では数時間に及ぶ行列が発生している。 キオスク端末の故障、ソフトウェアの問題、スタッフ不足、そして手動とデジタルの二重処理により、国境検問の時間は最大70%増加しており、イースターの旅行ピークを前に、英国人やその他のEU域外からの旅行者に対して警告が出されている。 eu-LISAのティルマン・ケバー氏を含むEU当局者は、基幹システムは「完全に安定している」と述べているが、空港運営者は、3月10日以降にカバー率が50%から引き上げられる中で、依然として混雑が続いていると報告している。

今回の延期により、関連する事前渡航認証システム「ETIAS」のスケジュール(現在は2026年後半を予定)に疑問が生じており、シェンゲン圏の国境管理の効率性に対する懸念が広がっている。 英国の閣僚は、乗客に対して検問での所要時間の増加に備えるよう促しており、英国政府は影響を緩和するためにユーロスターやドーバーなどの主要な港に1,000万ポンド以上を割り当てている。 EUがこれらの障害の解決を急ぐ中、短期滞在の取り締まりを合理化するはずだったシステムを巡り、旅行者は引き続き不透明な状況に直面している。

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